社則AIの作成過程について
Stableソフトの「会社の成長」に向けた取り組み
Stableソフトでは「会社の成長」を大きなテーマに、
社員全員で様々な取り組みの企画・実施を行っています。
会社の成長に繋がる取り組みとは何をしたらいいのか?
それを社員みんなで話し合ったとき、
弊社の社長から「ITに限らず何でもいいから
みんながやってみたいことを出していこう!」という提案がありました。
みんなのやりたいことを書き出してみた

最初の話し合いでは、IT分野に限らず、「アウトドア」「食べ歩き」「動画製作」など、
自由な発想で“やってみたいこと”をみんなで出し合いました。
その後もオンラインでKJ法を活用したブレインストーミングを行い、
より多様なアイデアが集まりました。
出てきたアイデアの中でも、「AIを使って何かやりたい」という声が複数挙がり、
「社内の取り組みを社外へアピールしよう」という方向で一致しました。
この結果、会社HPで実際の取り組み過程を公開しながら、
AI活用による技術習得を目指すことになりました。
「社則AIの作成」と「その過程の公開」
2025年7月~9月の3ヶ月間で、「社則AIの作成」とその過程を
会社ホームページで公開する取り組みを新たにスタートしました。
これからますます重要になるAIの技術を学びながら、
その内容も外に向けて発信していこうという狙いです。
このページも、社則AI作成の取り組みの一部として作られています。
技術向上と社外への情報発信の両方を目指し、
社内チームも役割ごとに分けて進行しています。
- HP更新チーム(2人)
- 社則AI作成チーム(4人)
- SNS戦略チーム(3人)
- 公式X(株式会社Stableソフト)でも情報発信中!
社則AIってどんなもの?
今回作った社則AIは、会社の規則についてAIに質問すると、
社則を参照して答えてくれる仕組みです。
AIは使ったことがあっても、実際に開発に組み込む経験はなかなか少ないので、
この取り組みは技術習得や知識アップにはピッタリの題材だと思いました。
GeminiCLIによる社則AI開発
今回の社則AI開発では、Googleが2025年に公開した
オープンソースAIエージェント「Gemini CLI」を導入しました。
きっかけは、社内でAIや開発技術に詳しいテックリード(主導エンジニア)から、
「今回は『Gemini CLI』という最先端AI技術を試してみるのはどう?」という
提案があったことです。
GeminiCLIを簡単に説明すると
「かんたんな指示でプログラムを書いてくれるAIエージェント」です。
コマンドライン上で「これをお願い」と自然な言葉で伝えるだけで、
AIがコードを書いたり、ファイル操作・雑多な作業までサポートしてくれるので、
とても頼もしいパートナーになっています。
ベースとなる社則AIを作成
まずはテックリードが社則AIの基盤部分を先に着手してくれました。
他のメンバーがGeminiCLIの技術習得を進めている間に、
基盤が整った状態になったわけです。

このベースの社則AI開発には、
以下のような便利なツールも使っているとのことでした。
- Github Copilot
→ コード補完 URL: https://github.com/features/copilot?locale=ja - ChatGPT
→ 設計作成 URL: https://openai.com/ja-JP/codex/ - Githubのspark
→ フロントエンド作成 URL: https://github.com/features/spark?locale=ja
どのAIツールを使うか、またどんなふうに組み合わせるか。
さらに目的をしっかりAIに伝える「プロンプト」の書き方。
これらのスキル・知識を磨くことで作業の効率や開発のスピードが大きくアップします。
これからはそういったスキルもどんどん必要になってきそうですね。
ベースの社則AIをアップデート
ベースとなる社則AIはデザイン・レイアウトや規則検索機能、
管理者ユーザによるデータ管理などができていました。
ここからはメインとなる「AIが社則を参照して回答する部分」の仕上げと、
さらにクオリティを高めることが課題でした。
チームのメンバーがどのように機能を作っていったかについての記事も
公開していますので、ぜひご覧ください。
これからも社内の取り組みや活動の様子は、会社のホームページで
随時発信していく予定です。よろしくお願いいたします!
